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猫好きゲイ男子のひとりごと。

「誇りある本質主義者」運動を企むゲイの文系バカ大学生が徒然なるままに考えを表明するブログ。

同性愛は病気なのか,そうでないならばなぜそうでないのか <目次>

同性愛は病気なのか

 このブログでは当座「同性愛は病気なのか」というテーマただそれだけを設定し,それを考えることだけを目的としています。バカな大学生が本を読んでいるだけでは片端から忘れてしまうので、備忘録がてら自分なりに整理するために書いているものです。以下はその目次であり,皆さんの関心に沿ってリンクに飛んでいただくと良いでしょう。ただ現状では全く記事が完成していませんし,怠惰な私のことですから更新は遅々たるものになるでしょうが。下方に参考文献として挙げる予定の文献を列挙していますからお読みになると良いでしょう。

1. はじめに

  1. はじめに(1.1):私はなぜこの記事を書くのか(1.1.1)/この記事を書く動機ーもう1つのテーマ(1.1.2)
  2. 精神医学における現在の立場(1.2)「同性愛は病気なのか」という問い(1.2.1)「同性愛は病気ではない」ということになっている(1.2.2)

2. 構築主義について

  1. 構築主義サピア=ウォーフの仮説(2.1.1)/情動と感情(2.1.2)/フェルディナン・ド・ソシュール(2.1.3)/ジャック・デリダ(2.1.4)/ミシェル・フーコー(2.1.5)/客観主義と本質主義(2.1.6)/何が社会的に構成されるのか(2.1.7)/自然科学と社会科学(2.1.8)

  2. 構築主義はなぜ好まれるか:同性愛の犯罪化と病理化(2.2.1)/ナチスと同性愛(2.2.2)/レスポンデント条件づけとオペラント条件づけ(2.2.3)/報酬系(2.2.4)/ロバート・ガルブレイス・ヒース博士の実験:オペラント条件づけによる同性愛の「治療」(2.2.5)/エイズ危機(2.2.6)

  3. 社会学者に同性愛の話をさせた場合:「行為」から「性質」へ

  4. 本質主義の果たしうる役割マグヌス・ヒルシュフェルト(2.4.1)ピュシスとノモス(2.4.2)「科学によって正義へ(per scientiam ad justitiam)」(2.4.3)

  5. 自然主義的誤謬自然主義的誤謬(2.5.1)/ヒュームの法則(2.5.2)/価値自由(2.5.3)/なぜ生物学者が自然主義的誤謬に言及するのか(2.5.4)

  6. 自然主義的誤謬は誤謬なのか:瀰漫する自然主義的誤謬(2.6.1)/自然主義的誤謬と決別したフランス・ドゥ・ヴァール(2.6.2)/ボトムアップの道徳性(2.6.3)/差別主義者に一言(2.6.4)/チェリー・ピッキング(2.6.5)

  7. 逆-自然主義的誤謬:セックスとジェンダー(2.7.1)/マーガレット・ミードの神話(2.7.2)/とある玩具のCMの話(2.7.3)/倫理によって形而上学を動かすことはできない(2.7.4)

3. なぜ同性愛は病ではないのか

  1. 自然は「正常/異常」を示さない:「盲目の時計職人」

  2. 何が生物学的機能不全か進化心理学と精神医学/同性愛は生物学的機能不全か

  3. 疾患の定義:生物学的機能不全は疾患の必要条件でも十分条件でもない

  4. 精神医学の役割:それでも「正常/異常」の境界を定めなければならない/トランスジェンダーについての補足

4. 同性愛の生物学的基盤

  1. Nature via Nurture:人間の本性(4.1.1)/進化心理学(4.1.2)/行動主義(4.1.3)/社会生物学論争(4.1.4)/行動遺伝学(4.1.5)/遺伝・環境・発達(4.1.6)/「空白の石版」であることは本当に望ましいのだろうか(4.1.7)

  2. 同性愛と遺伝子:「遺伝子万能神話をぶっとばせ」(4.2.1)/アニマとアニムスなんて勘弁してよ(4.2.2)/遺伝率(4.2.3)

  3. 「同性愛遺伝子」が淘汰されてこなかったという問題:再び進化心理学(4.3.1)/血縁淘汰仮説(4.3.2)/多面発現による平衡淘汰仮説(4.3.3)
  4. 脳における性差

  5. 同性愛者の心的傾向:ゲイは性欲が強いのか(4.5.1)

  6. 性自認についての補足

参考文献(として私がげる予定の文献)

赤川学, 2001,「言説分析と構築主義上野千鶴子編『構築主義とは何か勁草書房

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